梅田芸術劇場メインホールでの宝塚花組公演「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-／宝塚幻想曲（タカラヅカファンタジア）」を観に行きました。この公演は、梅田の後、台湾で上演されるそうです。 なので、「ベルばら」のオープニングの歌やショーの歌が一部中国語（？）になってました。
今日は、１列目の下手寄りの席で、舞台から通路に降りる階段のすぐ脇でした。最前列ということで、いつもは見えないようなところもいろいろ見えてなかなか面白かったです。ただ、見上げる感じになるので、首と目がちょっと疲れました。
スモーク攻撃はなかなかすごくて、舞台からどんどんスモークが降りて来るし（ま、涼しいけど・・）、下から見る形になるので、スモークで出演者が見えなかったりと、ちょっと可笑しくなってきちゃいました。
あと、大道具の後ろでスタンバってる、金づちもったスタッフさんとか、幕を引っ張って閉めてるスタッフさんとか、舞台からはけた人が手に持ってたものを袖の入れ物に入れてるところとか、裏側がちょっと見えて、それも面白かったです。
「ベルばら」のプロローグが終わって、ふと前を見たら、頭の飾り物らしきものが、目の前の舞台上に落ちてました。いつ落ちたのか全然気づかなかったんだけど。。。 その後、幕前でブイエ将軍、プロヴァンス伯、メルシー伯、ルイ１６世のシーンがあって、暗転でハケるときに誰か持って帰るかな～と思ったのだけど、誰も気付いてないのか、持ち帰るには遠いと思ったのか、そのままで・・・。
その後、また幕前のシーンで、侍女が２人出てきたのですが、その1人がパッとそれを掴んで（飾りが引っかかったのを、強引にブチっと音がするぐらい引っ張ってました）、後ろにポイッと放り投げました。その様子が、ブチッ、ポイッと勢いよくやってたので、何だか面白かったです。で、ハケるときにそれを持って行きました。
オスカルが亡くなるシーンで、ロザリーが駆け寄るのだけど、ロザリーがオスカルの茶色（黒？）のベルト（サーベル提げるやつ？）を外してあげてました。 何故その必要があったのかはよくわからなかったけど、今までそんなことをやってたとは気付いてなかったので、「こんなことやってたんだ～」と。たぶん、いつもやってたんだろうけどねぇ？
フェルゼンとアントワネットがメインだし、ショーもあるしで、結構いろいろ端折られてました。アンドレが撃たれるあたりの、目が見えないうんぬんのやりとりも無かったし、他にもこまごま台詞が端折られてるので、漫画も知らずに初めて観た人はわかるのかなぁ？と思いました。
花組はあまり人知らないんだけど、ロザリー可愛かったな♪ 娘役トップの花乃まりあさんは、ちょっと綾瀬はるかさんに似てるな～と思いました。
ショーは全体的に楽しくにぎやかな感じで、コミカルなものもあったりと、飽きずに楽しめました。通路に降りてきて、私たちの席と舞台の間で歌ったりもしていたので、めちゃめちゃ近いところで見れました。化粧だか香水だかの香りもするぐらい。
ラインダンスも蹴られそうに思うぐらいで、これ、靴飛んできたらエライことやな～とか思ってたのですが、よく見たら、ちゃんと透明のバンドで留めてありました。昔は靴を飛ばしちゃったっていうエピソードなんかもありましたが、今は飛ばないように留めてあるんですね～。
舞台を見上げる感じのせいで、娘役さんが踊ると、スカートの中がよく見えて・・・。別に下着のパンツが見えるわけじゃないので構わないのですけど、ドレスの中身を見るのも変な感じ⁉
でも、群舞の人たちも、１人１人の表情がよく見えて、みんな笑顔が可愛いし、歌は生の声が聴こえるし、ダンスも「生身の人が踊ってる」というのを感じられて、またいつもとは違う感じで楽しめました。
これぐらいの距離で、大野さんのダンスが見られたら、もうどんなに素晴らしいかしらと思いました。息遣いとか、体の動く感じとか、わかるような距離で見てみたいなぁ～と。。。
「ベルばら」の主なキャストは以下の通り
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン： 明日海りお
マリー・アントワネット： 花乃まりあ
アンドレ・グランディエ： 芹香斗亜
オスカル・フランソワ： 柚香光
メルシー伯爵： 汝鳥伶
ジャルジェ夫人： 美穂圭子
ルイ１６世： 高翔みず希
プロヴァンス伯爵： 紫峰七海
ブイエ将軍： 夕霧らい
ベルナール・シャトレ： 瀬戸かずや
ジェローデル： 鳳真由
ロザリー： 城妃美伶